Poster Image by Youri Lenquette

西アフリカの伝統を、

語り、歌い、奏でる世襲楽士グリオ。

 

映画『グリオ』は、グリオの歴史と役割を探る珠玉の音楽ドキュメンタリー作品です。

  • 伝統楽器コラとトランペットが織りなす美しい音楽
  • 西アフリカの雄大な自然が息づくシネマトグラフィー
  • 想的なグラフィック・アート
  • 歴史を誠実にひもとく学術コメント

 

待望の日本語字幕版オンライン公開!

ぜひご鑑賞ください。

 (上映時間: 82分)

 

▶ 2012年 北米・欧州を中心に初公開

 

▶ 2012年バンクーバー国際映画祭(カナダ)

公式セレクション作品

▶ 2012年バリャドリッド国際映画祭(スペイン)

公式セレクション作品

▶ 2012年ワルシャワ国際映画祭(ポーランド)

公式セレクション作品

▶ 2013年テッサロニキ・ドキュメンタリー映画祭(ギリシャ)

公式セレクション作品

 




Upcoming Events

2024年2月24日(土)14:00-16:30

 

静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター(CEGLOS)様 主催

映画『GRIOT』 オンライン上映&トークイベント

 

イベント詳細・参加お申込み

https://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/events/20240224/


グリオ英語版: 劇場用予告編

グリオ英語版:予告編(ロング版)


Starring

出演

 

 

アブライ・シソコ

マンディンカ・ジェリ(グリオ)

Ablaye Cissoko

Mandinka Jeli (Griot)


 

 

フォルカー・ゲッツェ

トランペット奏者・作曲家・映像作家

Volker Goetze

Trumpeter, Composer, Filmmaker


 

ママドゥ・ディオフ

米コロンビア大学 歴史学教授

Mamadou Diouf

Professor of History

at Columbia University


 

 

ランディ・ウェストン

ピアニスト・作曲家

Randy Weston

Pianist, Composer



Director’s Statement

フォルカー・ゲッツェ監督より

映画『グリオ』は、いわゆる“西洋的な伝統手法にもとづくドキュメンタリー作品”ではありません。作品の主題を体系的に説明する試みではないからです。また“シンプルな音楽演奏集”でもありません。パワフルな曲を集めたわけでもないからです。

 

この映画は、グリオの芸術を称えた作品です。グリオは人々を勇気づける歌い手であり、音楽的な癒し手でもあります。作品内では、グリオに語られる物語が、詩編・音楽・歌・圧巻の映像・大地の香る音などと交差しながら広がっていきます。

 

私たち制作陣のアプローチは、マンディンカ・ジェリ(グリオ)であるアブライ・シソコ氏に、じかに関わるスタイルでした。彼は音楽家でありつつ、母国セネガルでは現状の改善にも尽力している人物です。アブライが日々果たす“癒しの務め”の本質にふれる制作アプローチは、彼本人の人生や生い立ちにもよく調和していると思います。

 

アブライの先祖キミンタン・シソコは、「コラ」と呼ばれるアフリカのリュート風ハープ楽器の考案者でした。「先祖キミンタンは精霊の導きで最初のコラを創り上げた」と伝えられています。キミンタンがコラで奏でた美しい音色は、絶望の淵にある人々の心をも、おおいに慰めたといいます。

 

先祖キミンタンと同様に、アブライの奏でる音楽も、傷ついた人々の心を癒す力にあふれています。心の琴線に触れるアブライの歌声は、西アフリカを超えて、世界中の人々に届けられています。

 

― 2013年 カナダへの上映&コンサートツアーより